海外のNFTは、日本のNFTに比べると、言語や文化の違いからリスクは高めです。
それでも、海外のNFTに興味があって購入したいという方向けに、購入前の注意点や日本のNFTとは違う文化について解説します。
海外NFTを購入する前に知っておきたい事柄
海外NFTは、日本のNFTに比べて難易度が高めです。
- 詐欺を見極めづらい
- ミント割れが多発する
- ミント時間が深夜
1つずつ解説していきます。
情報収集はすべて英語
海外のコミュニティは、日本のコミュニティと同じくディスコードが使われているため、参加自体は難しくありません。
しかし、運営のアナウンスを含めて、英語での情報収集となります。
翻訳すれば内容は理解できますが、略語や国によって英語の言い回しが違うので翻訳結果の理解に苦しむことがあります。
翻訳作業が必要なので、情報収集に時間がかかります。
そのうえで、良いNFTプロジェクトなのかを判断していく必要があります。
詐欺を見極めづらい
海外NFTは、日本語の解説サイトがほぼ無く、英語での情報収集となるので、詐欺を見極めづらいです。
配布されたALが詐欺案件でミントするとETHだけ抜かれることもあります。
ウォレットにETHを入れすぎず、盗まれて困るNFTは別のウォレットで管理しましょう。
大切なのは、
- 海外NFT用にウォレットを新たに用意すること
- ウォレットに入れるETHは必要最低限にとどめること
- 怪しそうな承認をしたら即リボークをすること
言語の壁がある事に加え、日本と比べるとNFTプロジェクトの数も桁違いに多い。(世界中のNFTが対象なのであたりまえです)
とにかく、慎重に情報収集を進める必要があります。
- 運営者は誰なのか? → Twitterでの発信力、インフルエンサーが関わっているのか?
- 資金調達の有無 → どこから資金調達しているか?
- コミュニティの雰囲気 → 閑散としていないか?荒れていないか?
など…
例えば、運営者が著名な大企業であれば、詐欺の可能性は低いですし、運営者のTwitterフォロワー数が多ければ、プロジェクトの期待値が高いことを意味します。
資金調達をしているなら、どこが出資しているのかを見ておくと良いでしょう。
コミュニティの雰囲気も大切です。
どんな人が参加しているのか、ALはどんな人に配布しているか等を確認しましょう。
ミント割れが多発する
海外NFTはミント後の価格変動が大きいうえに、ミント割れも多発します。
ALを獲得したからといって、何も考えずにミントするのは危険。
例えば、「0.1ETH」でミントしたNFTを「0.11ETH」で売るような動きも見られます。
小銭は稼げるかもしれませんが、わずかな利益の為にNFTを投げ売りする人が多い傾向があります。
ミント直後に投げ売りでミント割れすることもあります。
これは、海外のNFTだから起こる現象ではなく、ミントした人が外国人だと投げ売りされる傾向があります。
日本のNFT「LLAC」のALも少し海外向けに配布されましたが、ミント直後に売っていたのは、ほぼ、外国人のAL獲得者です。
日本のNFTは現状、ミント価格が激安(0.001ETH)に設定されているものが多く、ミント割れはほぼ起こりません。
価格の変動も激しいので、二次流通で購入の際も注意してください。
下のチャートは、「Pudgy Penguins」の平均価格を示しています。
11月下旬に「2.7~3ETH」ですが、12月下旬には「7ETH」付近まで急騰しました。
それでいて、Openseaのリスト率は7%なので、それなりに短期で売り抜けようとしている人が多いはず。ガチホするために購入ではなく、トレードするために購入していると予想できます。
価格が急騰するということは、下落も急なことが多いです。
ミント時間が深夜
海外の時間軸でミント時間が決まるので、「ミント時間が深夜」は、海外NFTあるあるです。
くわえて、ミント時間が遅れることもあります。
深夜2時のミント予定がトラブルで遅れて、深夜3時になったり・・・。深夜だと、ミント時間変更のアナウンスを待つ時間もしんどいです。
なので、無理のない範囲でミントに挑みましょう。
ちなみに、深夜まで起きていて、ミントしたNFTの価格が速攻でミント割れしたときの悲しみは大きいです。
海外NFTは、ミント割れが多いので2次流通でのほうが安く手に入ることもあります。将来性がありそうなら、2次流通で拾ってみるのも良い。
最初は、コミュニティに参加するところから
海外NFTについての情報収集をする場合は、海外コミュニティに参加して情報収集を始めるのが手っ取り早いと思います。
私が参加しているコミュティは、「The Lab Grown Beasts」と「Ancestors」というアルファグループです。「The Lab Grown Beasts」のNFTを1枚以上所有していると参加できます。
「The Lab Grown Beasts」のディスコードでは、「ShikibuWorld」や「Live Like A Cat」のAL抽選も行われました。日本語のチャットチャンネルもあるので、他の海外コミュニティに比べると参加しやすいと思います。
「Ancestors」では、海外NFTのALが抽選で配布されており、気軽にAL抽選に応募できますが、購入するかどうかの下調べは必須です。
気になる方は、下のリンクボタンからOpenseaのページに飛べます。
海外NFTは難易度が高めです
DeepL翻訳を活用すれば、海外の人とコミュニケーションを取れるので、頑張りましょう。としか言いようがありません…。海外のコミュニティに参加すると、英語力は自然と身についていくと思います。
詐欺に気をつければ、魅力的なNFTプロジェクトも多いので、気になる方は十分にDYORをしたうえで購入しましょう。
もう一度書いておきますが、下記の準備を忘れずに。
- 海外NFT用にウォレットを新たに用意すること
- ウォレットに入れるETHは必要最低限にとどめること
- 怪しそうな承認をしたら即リボークをすること
以上、海外NFT購入の際の注意点でした。